こんばんは、なみです。
私は、本を読むのが好きです。
といっても、クラスに1人はいたような「本の虫」と呼ばれるほどの読書家ではありません。
ただ、本を読むのが好きです。
数はそんなに多くはないけど、学生の頃からよく本を読んでいます。
中学生時代は、本に夢中になり過ぎて、授業中も教科書に文庫本を隠して読んだりしていました。
一度か二度、先生にばれて怒られたこともありました。
それでもどうしてもやめられなくて、本当に夢中になって読みました。
その時読んでいた本は、江國香織さんと辻仁成さん共著の「冷静と情熱のあいだ」です。
赤い本が女性目線の話。
青い本が男性目線の話。
とても美しいお話でした。
まだ中学生だった私は、大人の恋愛にドキドキしながら夢中になって読みました。
世界的に有名なファンタジー作品である、「果てしない物語/ミヒャエル・エンデ作」を読んでいた時期は、所属していたバドミントン部で部活動をしているときでも、素振りをしながら終始「もし、自分が物語に入り込んだら・・・」と、空想が止まりませんでした。
周りの子たちに馴染めずにいた中学生時代。
それでも、周りの同級生たちに馴染もうとがむしゃらに頑張ってた中学生時代。
その頃の私の心のよりどころが本でした。
本を読んでいる時間だけは、その世界に入り込めます。
ファンタジー作品を好んで読んでいたので、私が読む本の世界はいつだって素敵な場所でした。
そこに入り込める入り口みたいなものがどこかにあるんじゃないかと必死で考えを巡らせてみたりもしましたが、結局はそんな入り口など見つからず、結局私はいつも中学校という現実世界に居ました。
物語の中に一番入り込める入り口は、結局のところ空想することでした。
それでも、物語の世界はのぞいてみることしかできず、今でも私はまだ現実世界に居ます。
中学生のころ、夜遅くや明け方まで本を読みふけり、翌日登校すると、その日はとても眠くて眠くてたまりませんでした。
でもそんな日は、その眠気と、本を読みふけったせいでぼーっとしている頭とが手伝って、少しだけ中学校という現実から少し遠くにいるような、ふわふわした感じを味わうことがでるのでした。
「空想と現実の狭間」という感覚。
そうやって中学生時代をやり過ごすことができました。
高校に入ってからも本はずっと読んでいたし、空想にふけったりすることも多かったです。
それなのに。
それなのに、ここ最近、結婚してからは本を読むことを忘れていました。
自分の時間以外にやらなければならないことが増えるし一人で部屋の中にいるという本を読む環境がなかなか作れないというのも原因の一つだと思います。
近いうち、久しぶりに本屋さんに行って、好きな作家さんの本を買ってこよう。
本の存在が、職場で辛いことがあったときにその場をやり過ごす手助けをしてくれるかも。
南 なみ
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